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08.
先天性眼瞼下垂
術式:①筋膜移植術 ②挙筋前転術 ③縫合糸などでのつり上げ
先天性眼瞼下垂の多くの患者さんに対して、筋膜移植をおすすめしています。
筋膜移植法(改良型)は、なるべく自然なまぶたになるような対策がなされています。
症例写真のみではわかりにくいですが、改良型筋膜移植法では日常生活の中でのまぶたの動きの不自然さが少なく仕上がります。
改良型筋膜移植法は、まぶたへの侵襲が少なくまぶたの成長障害が少ない方法です。
通常は3-4才と早期手術ですが、弱視の傾向があれば1才で超早期手術します。
視力の発達が重要なので、小児眼科医と連携した治療が必須です。
先天性眼瞼下垂~筋膜移植術
※適応:挙筋機能が少ない患者さん▼症例1
症例)右 先天性眼瞼下垂 5才
術式)大腿筋膜移植術
術後)まぶたの左右差少ない。自然なまぶたの開閉で、他人から見て手術したことがわからない
▼症例2
症例)右 先天性眼瞼下垂 3才
術式)大腿筋膜移植術
術後)まぶたの左右差少ない。自然なまぶたの開閉。眼瞼遅れなし。他人から見て手術したことがわからない。
瞼裂狭小症候群(筋膜移植 + 目頭切開)
※適応:先天性眼瞼下垂に加えて、目頭がかぶさり目の横幅が小さい患者さん症例)瞼裂縮小症候群(先天性生眼瞼下垂 + 目頭のかぶさり)3才
術式)大腿筋膜移植術 目頭切開A法
術後)まぶたの左右差少ない。自然なまぶたの開閉。目頭の傷は目立たない。他人からみてわからない。
先天性眼瞼下垂~前転術
※適応:挙筋機能が比較的良い患者さん(挙筋の力が少ない患者さんには筋膜移植をお勧めします)
症例)左 先天性生眼瞼下垂 5才
術式)挙筋前転術
術後)まぶたの左右差少ない。自然なまぶたの開閉。他人から見て手術したことがわからない。傷跡は目立たない。
※手術の費用とリスク・副作用・合併症
<費用の目安>
保険適応
<主なリスク・副作用>
傷跡、左右差、ふたえまぶたのラインの乱れ、兎眼、変形など
上まぶたの治療
※症例写真の使用には特別に承諾を頂いています。ご協力ありがとうございます。
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